妻よりも収入が大幅に少ない男性、夫よりも収入の多い女性は、不貞行為(浮気)を犯す確率の高いことが新しい研究で判明したといいます。
少なくとも、研究対象となった若いカップルでは、収入の不一致が浮気において重要な役割を果たしていることが研究結果として説明されたといいます。
研究著者である米コーネル大学(ニューヨーク州)大学院生のChristin Munsch は、浮気をした友人の例から、収入が浮気に及ぼす影響を研究することを思い付いたそうです。
これまでにも浮気に関する研究はあったのですが、カップルの収入差に着目したものはなかったのです。
同氏は、9,000 人を対象とした全国調査の結果を検討しました。
この調査は1997 年に開始されたもので、Munsch は被験者が17~27 歳だった2001~2007 年の結果に着目したのです。
その結果、2002 年から2007 年の間に男性の7%、女性の3%がパートナー以外と性的な関係をもっていたといいます。
黒人およびヒスパニック系の男性は白人の男性に比べて浮気をする比率が高かったことも面白い情報です。
高学歴であること、定期的に礼拝など宗教的儀式に参加していることは、男女とも浮気を防ぐ因子となることが判明しました。
でも、金銭に関わる因子(パートナーに比べて男性の収入が多いか少ないかなど)は、浮気のリスクを増大させることがわかったと報告されています。
この知見は、アトランタで開かれた米国社会学会(ASA)年次集会で発表されました。
ただ、女性の収入が多くてもパートナーが100%浮気をするというわけではないということは注意しなくてはいけないとMunsch は強調している。
しかし、収入は重要な因子であると思われるため、「妻よりも収入の少ない男性は、男性としてのアイデンティティが脅かされていると感じることから浮気に傾くのではないか」と同氏は推測しているのです。
一方、男女ともにパートナーよりも収入が大幅に多いときに浮気の増加が認められたことはわかりやすい傾向です。
長時間仕事をしていて可処分所得が多い場合、もしクレジットカード明細に不明な出費があっても気付かれにくいなど、浮気を隠すのが容易であるほか、外出が多く多数の異性との出会いがあると彼は説明していました。
別の専門家の意見は、お金を持っている男性が浮気しやすいのは、進化論的に理にかなったものだということで、世界中どの地域でも女性は上位の男性を望むものだと述べています。
しかし、パートナーの女性よりも収入の少ない男性が浮気をする理由は進化論では説明できないのだそうだ。
男性は、女性の資産の近くにいたいだろうから、こちらについては心理学的な理由によるものと思われるのではないかと述べている。
女性の場合は、財産を得ることによって自分のしたいことをする力を獲得することができるので、別れたり浮気したりするのだろうと説明している。
